エッジレジリエンスシミュレーター

CDN/エッジ拠点のダウンやフェイルオーバー負荷をシミュレーションし、容量とレイテンシへの影響を確認。

状態リージョン容量平常シェア %基準レイテンシ割当負荷推定レイテンシ操作
正常
req/min
%
ms
37800 req/min
18.0%
24.0 ms
正常
req/min
%
ms
33600 req/min
16.0%
32.0 ms
正常
req/min
%
ms
29400 req/min
14.0%
48.0 ms
正常
req/min
%
ms
35700 req/min
17.0%
38.0 ms
正常
req/min
%
ms
42000 req/min
20.0%
44.0 ms
容量超過
req/min
%
ms
31500 req/min
15.0%
63.0 ms

サマリー

処理できた負荷
208500 req/min
溢れた負荷
1500 req/min
加重遅延
40.9 ms
カバレッジ
99.3%

容量を追加するか経路を見直してください。

ツール概要

複数POPのフェイルオーバーをブラウザでシミュレーションし、容量とレイテンシへの影響を即座に確認できます。

使い方

  1. 処理したいリクエスト量と負荷時の遅延ペナルティを設定します。
  2. 各ノードの稼働状態・容量・平常時シェアを調整します。
  3. 割り当て負荷、スピルオーバー、推定レイテンシを確認します。
  4. サマリーを見てプレイブックが目標を満たしているか判断します。

活用例

  • CDN/エッジ障害の訓練をドライラン。
  • 地域メンテナンス時に必要な余剰容量を見積もる。
  • インシデント報告で影響度を迅速に共有。

ポイント・知識

  • 容量は同じ単位(例: req/min)で揃えて入力しましょう。
  • 遅延ペナルティは過去の実測値を参考に設定すると現実的です。
  • スピルオーバーが続く場合は平常シェアや冗長構成の見直しを検討してください。

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